ちょっと長い記事ですが……
下記の記事を読んでとてもうれしくなりました

高校時代、無謀にもアニメーターになりたいと思っていた私は、当時からアニメーターの労働条件の厳しさを多少知ってました。
高校の担任の先生に、アニメーターになりたいと言ったらもの凄く反対されて、いろいろ考えあぐねた結果、アニメーターになるのは諦めて専門学校へ進学し、アニメとはまったく関係の無い会社に就職しました。
今となっては、あの担任の先生に反対されてよかった…と思ってます。
こんなにキツイ労働条件では、生活できなかっただろうな……
アニメって、見るのと仕事にするのとでは大違いだもんね

高校時代、入社したいと思っていたアニメ制作会社で、言われた言葉でもあるんだけど。
とかく役人は箱物を作りたがるけど、そんな大金を投入するくらいなら、アニメの現場で働く人達のために使って欲しいと切実に思う。
つくづく、現場の大変さを知らない人間の発想だよね

ファーストガンダムが大好きな私にとって、安彦良和さんは超憧れのアニメーター

作画のうまさはもちろん、安彦良和さんの描くキャラクターは、まるで血が通ったような人間くさい魅力があると思う。
そんなキャラクターデザインができる人材はなかなかいないと思うので、これからもますますご活躍していただきたいな
<アニメの殿堂>川端文科相、中止を明言 「人の育成に重点」
9月23日 〜毎日jpより〜===================================
川端達夫文部科学相は22日、アニメーションやマンガなどを展示・保存する施設として09年度補正予算に建設費117億円が盛り込まれた「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について「新たに建物は建てない」と明言したうえで、「メディア芸術を支える人やクリエーターの育成にウエートを置きたい」と述べた。
文科省の全部局から補正予算についてヒアリングを実施後、記者団に語った。川端文科相は「日本の優れたメディア芸術をしっかり育て、発信していくことが極めて大事だという点では(事務方と)認識を共有した」とし、建物新築以外の方法でこの分野の振興策を改めて提案するよう文化庁の事務方に求めたことを明らかにした。建設費をソフト面の振興費に振り向けることや10年度以降の予算として組み直すことなども検討する。
川端文科相は「アニメ番組1本にスポンサーは数千万円払うが、現場の一番下で請け負う人たちには数百万円しか渡らない。生活できず、若い人材が辞めていく現状があることも承知している」などと述べた。
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メディア芸術総合センター:“アニメの殿堂”って必要? 制作現場「人材育成に資金を」
6月29日 〜まんたんウェブより〜 ===================================
アニメの殿堂って必要?−−とも批判される国の「メディア芸術総合センター」(仮称)。海外で高い評価を受けるアニメやゲームの発信力を高める狙いだが、アニメ産業の空洞化が進み、日本アニメの土台はぐらつく。話題のセンターは、危機を救えるのか。【佐々木宏之】
「昨年から受注作品数も制作費も減った。30分のテレビ1話を約1800万円で請け負っていたが、今は1300万円程度」。そう漏らすのはアニメ制作会社「ゴンゾ」(東京都練馬区)の鷹木純一プロデューサー(35)。中小零細が多くを占める業界の苦境を肌で感じている。
絵の細密化で手描きの手間が増えたのに、人件費はそのまま。鷹木さんは「体力のない会社は去年からどんどんつぶれています」と証言する。制作担当の佐野真司さん(30)は言う。「センターを作るお金があれば、アニメ業界の再編に使い国家産業として育ててほしい」
05〜06年をピークに日本アニメの市場規模は減少に転じた。DVD販売の落ち込み、インターネット動画配信の発達などが背景にある。
「遊びに使う金はゼロ。彼女ができても結婚なんてできるかな」。24歳の男性アニメーターは眠い目をこする。業界に入って1年、平均月給7万円だ。
日本アニメーター・演出協会(JAniCA)の調査では、20代アニメーターの平均年収は約110万円。離職率は8〜9割とも言われる。アジア各国への業務委託に加え、技量の高い若手が育たない「空洞化」が進む。
この苦境、メディア芸術総合センターは目をつぶるのだろうか。
「中小の制作現場は助成を必要としている」と言うのは津堅(つがた)信之・京都精華大准教授(40)=アニメーション史。センターの意義も認めるが、資料集めは「国でなくてもできる」と批判的だ。「何の役にも立たない」と切り捨てるのは、「機動戦士ガンダム」などのヒット作を手がけたアニメーターで漫画家の安彦良和さん(61)。「アニメは“雑草”のたくましさで育ってきた。放っておいてほしい。国の助成には、表現を規制される懸念もある」と話す。
有効活用を願う意見もある。JAniCAは23日、「センターをアニメ人材育成の拠点に」と自民党に提言した。たとえ批判でも、アニメに注目が集まっているのを好機ととらえた。桶田大介監査理事(33)は「選抜した若手を(センターの)常設スタジオで指導する。観光客が生の制作工程を見られるようにしてもいい」と提言する。
センターはアニメの資料収集・展示や調査研究を担う、と文化庁報告書は定めるが具体的な中身は白紙だ。今後を審議する検討会メンバーでゲームクリエーターの石原恒和さん(51)は「予算規模は117億円。テーマパークのアトラクション1個程度なのだから、多くは欲張れない」と懐疑的だ。
人材育成に業界再編……。課題は山積だがいずれにせよ、「単なる箱物にしないでほしい」との思いは現場に強い。「あと5〜10年で、次世代育成が不可能になる」とJAniCAの桶田さん。残された時間はわずかで、危機感は切実だ。
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